不定愁訴と薬の副作用について考える

おはようございます。
不定愁訴(ふていしゅうそ)専門整体師のルイです。
今日は先月freely初のコラボ企画として開催された
「薬をなくす薬剤師」伊庭聡先生の講演会で学んだことをシェアさせていただきます。
皆さんもご存知かと思いますが、薬には副作用というものがあります。
もちろん副作用の反対に主作用があります。
例えると、かぜ薬や鼻炎薬などに配合されている抗ヒスタミン薬は、
「鼻炎を抑え、鼻水を止める」主作用に対し、神経の伝達を抑えるため、
「眠気、倦怠感、口のかわき」などの副作用があります。
この眠気という作用を主作用にした睡眠改善剤が販売されています。
睡眠改善薬とは、医師の処方が必要な「睡眠薬」ではなく、
全国の薬局・ドラッグストアで購入でき「寝つきが悪い」、
「眠りが浅い」といった一時的な不眠症状を緩和する薬です。
上の主作用と副作用について読んでみて何か感じませんでしたか?
何が言いたいかと言いますと、
主作用と副作用というのは結局、使う側の人間の都合によって変わるということなんです!
1つの薬にはたくさんの作用があるんですが、
たくさんある作用の1つの側面を切り取ったものを主作用と呼んでいるだけで、
それ以外は全部副作用になります。
主作用以外は全部副作用と言われると怖くないですか?
講演会で聞いたお話によると、薬局で薬を処方される時に
患者さんが怖くなって薬を飲まなくなるような副作用についての説明はしないように医師から圧力がかかるそうです。
また、もの凄く低い確率で起こる命に関わる重篤な副作用についても同様に説明はしないとのことです。
現場の薬剤師さんも危険性を知りながら伝えることができない葛藤に苦しむことがあるそうです。
そこで自分や家族を守るために教えていただいたことが薬の添付文書の調べ方です。
添付文書というものは流通している全ての薬に存在し、
その薬がどのぐらい有効なのか、どのような副作用があるのかなど、
あらゆる情報が記されています。
薬を作った製薬会社が一般に公開する義務があります。
[薬の名前 スペース 添付文書] で検索することができます。
また伊庭先生のお話に戻りますが、
高齢者の方がよく飲まれている骨粗鬆症の薬の副作用が骨粗鬆症であったり、
認知症の薬の副作用が認知症だったりするんです。
良かれと思って飲んでいたものが全く無意味だったということもあります。
病気の症状や不定愁訴と思っていたものが薬の副作用だったという可能性も考えられます。
このことは全て添付文書に書かれているんです。
しっかり読んで家族や周りの人を守って
ここで少し身近な人に起こった薬の副作用のお話をさせていただきます。
その方はリウマチがあって病院に通っていました。
関節が痛むのでステロイドの痛み止めを処方され服用、
ある時、呼吸が苦しくなって病院にいくと間質性肺炎と診断されました。
今度は体重が減ってきておかしいな?と思い、検査を受けると糖尿病と診断。
間質性肺炎と糖尿病どちらもリウマチで飲んでいたステロイド薬の副作用だったのです。
1つの薬を飲んだことで命に関わるような副作用が2つも出るということに恐怖を感じました。
担当していた医師がどのくらい副作用について理解されていたのか分かりませんが、
薬害ともいえるレベルだと思っています。
僕は完全に薬を否定するつもりはありません。
命に関わる病気や症状において薬を使うことで救われる命もたくさんあります。
ただ安易に飲むことは避けた方が良いとは思っています。
自己治癒力をしっかり上げて、しっかり調べてから使ってみても良いんじゃないでしょうか?
ご家族やご自身が薬を飲まれているなら [薬の名前 スペース 添付文書] 検索
是非周りの方にシェアして下さい!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。