不定愁訴(ふていしゅうそ)って何?

こんにちは院長の塁です。
皆さんは不定愁訴という言葉をご存知でしょうか?
一般的にはあまり聞き覚えのない言葉かもしれませんが、不定愁訴で悩まれている方は沢山おられます。
ということで、不定愁訴とはどういうものなのか説明させてもらいます。
不定愁訴とは、医療用語の一種で、
何となく体調が悪いという程度の漠然とした自覚症状を訴える人が医療機関を受診しても、
身体の不調や不快感につながる明らかな原因が見つからず、病名がつかないような状態を言
います。
症状としては
「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」、「頭痛」、「めまい」、「ふらつき」、
「足が重い」、「動悸がする」、「息が切れる」、「肩がこる」、「手、足のしびれ」、「倦怠感」、
「やる気が出ない」、「気持ちが上がらない」、「なんとなく体調が悪い」など、多種多様です。
患者からの訴え(主訴)は強いものの、その内容は主観的で変わりやすく、
他人が見てもわかる客観的な所見(他覚症状)に乏しいのが不定愁訴の特徴です。
また女性では、不定愁訴は思春期、分娩・産褥期、更年期によくみられ、
自律神経失調症と診断されるケースも多くあります。
症状が一貫せず、医学的に原因を説明できないため、治療は難しく、主訴が主観的なため、
周囲からも理解されにくく、一層悩みを深くしてしまうことにもなります。
不定愁訴で病院を受診した際の患者さんの不安や不満としては、
・「検査の結果、特別問題ありません。様子を見ましょう」で片付けられてしまう
・症状・治療法・薬についての十分な説明が無い
・心身を総合的な視点でとらえていない
・症状をわかってもらえない
などが挙げられます。
次回は当整体院の不定愁訴についての考えを書かせてもらおうと思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。